身体の細胞の入れ替わりは早くて1か月、遅くて200日と言われています。
では、心の成長はどうなのか考えてみました。
悩みごとの相談と言いつつ、相手の方が自分の思いを話す、で終わる。
一見解決した晴れやかな顔になります。
しかし、また少しすると同じような相談に来る。
そんな経験を何度もしているうちに、ある共通点に気づきました。
それは、話を聞いてほしいだけ、という人が多いこと。
それは決して迷惑なことではなく、
いつ、どんな人間になりたい、変わりたい。
これは当事者の本人が決めることだから。
極々当たり前のこと。
数年前の私は、悩みを解決するために相談を受け、
どうしたらその人の問題が解決するか頭の中でシュミレーションしながら
アイデアを求められたら応えようとしていましたが、
その人が本気で解決したいと思うまでのハードルが何段階かあることに
徐々に気づかせてもらいました。
幼いころ無意識のうちに傷ついたこと。
世の中の「当たり前」を前に、言ってもしょうがないと自分の本当の思いを
封じ込めたり。
無理にこじ開けてはいけない。
ゆっくりゆっくり。
怖いけど変わりたい。
そう思ってくれた時、今まで不幸だらけ、足りないものだらけと思っていた
自分の足元に「ある」が見つかる。
寄り添って見守る。
子育ても、大人育ても
自然に自然に。
「ある」を見つけられたその人は
ひと回りもふた回りも成長されています。
見届け、伝える。
幸せな瞬間です。
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