潔さ

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叔母は御とし92歳


エレベーターのない3階まで階段を使い
日々淡々と暮らしている。


子宝に恵まれなかった叔母ですが
甥や姪、その子供たちとの繋がりは
今もあります。

私の娘、次女は
規制するたび時間をつくり
叔母に会いに行きます。



甥である主人と私たち家族
特に娘二人を幼いころからずっと可愛がってくれていていましたので
喜ぶ叔母の顔が見たくて
娘を連れ訪ねていました。




娘たちも成人し
この街から遠く離れ暮らすようになると
休みでの帰省も
あまり時間はありません



それでも次女にとって
会いたいと思うほど
知的で素敵な人なのです




次女の職場は都会の喧騒と雑踏が渦巻く東京渋谷



広い大地と美味しい空気の故郷が
時々恋しくもなります。



目の前の景色が雑踏だとしても
常に新しいアイディアが仕事に求められ
チャレンジは楽しくもあり
煮詰まることもあるでしょう。




今日は
叔母から
人生について次女が教わったことから
あるべき姿についてお伝えしたいと思います。








あなたは、なにを基準に時間を選んでいますか?

1.時間の概念

私たち人間には二つの時間が存在しています


① 社会が決めた時間の流れ


家庭の中で育まれ
ある年齢になると
ほとんどの人が集団生活を経験します


晴れの日も
雨の日も
風の日も
嵐の日も


よほどのことがない限り
ルーティーンを変えずに進む



どうして?



母に聞く
父に聞く
周りの友達に聞くと



みんなに合わせること


人と違うことをしない


ルーティーンは大切です。
しかし
正しいかどうか判らなくても
みんなに合わせていれば
目立たない


目立たなければ
社会という時間の流れに乗れる

そんな印象の大人をたくさん観てきました。

この流れを重んじている人たちは
ここに沿わない人のことを
あまり良く思いません。

従順に合わせられる人ばかりが評価されると
いったいどうなるでしょう。


私が思うに
答えを何となく外側に求め
社会や人に合わせ続けるような人が増え


一人一人の心地よさは
どこかに置き去りになってしまう感じがします。



全てではありませんが
社会の時間の流ればかり意識すると
目印に肩書や数字での実績を求める傾向が強くなる気がします。


そして
数字や外側の評価で自分を計るようになり
自分の価値もそこで感じるようになりがちです。





② 私の中に流れる時間


給食の時間より先にお腹が減ったり

あくびしたり

眠くなったり

どうしても旅に出たくなったり

ぼーっとしたり

どんなに誘われても
違うことをしたかったり


自分の中には
自分の時間が流れています。



映画鑑賞したとき
必ずしも評判通りに感銘するとは限りません


そんな時
普通に「今一だったな」と感じても
あくびしても
自分の自由なのです。


ただ
それを許されないと感じる環境に育った人
窮屈と感じながら
社会の流れにちゃんと乗ろうとしている人は

自由な人のことが気になるようです。


時として合わせるように
注意したり
叱ったり
嫌味な態度をとったり
社会の流れは大忙し
大変です。


社会の流れに疑問を感じたら
自分の気持ちを感じてみる。

その結果が違うなら
勇気と責任をもってはみ出る!
(この責任は自分を信じる責任)


自分の時間=わたしの時間の流れは
そこから始まります。
誰かの中にわたしの時間はありません。


自由で羨ましいと思う人が居たら
自分で私の時間を育てるチャンスです


2. 幸せをどこで感じるか


いい人にならない、寄せない




わたしの時間の流れを
しっかり築いている人は

自分の価値感を持ち
一見すると
近寄りがたい感じもありますが


無責任に意見したりしません。


常に
自分の中の答えを探し
何が自分にとっての心地よさ
幸せなのか
知っています。

アドバイスを求められても
うかつに言いません


子どもから大人まで
答えは自分(私)の中にしかないと理解しているから。


大人も子供も
答えを与える立場ではなく
答えを見つけるまで待ってあげられるといいですね。


自分の中の答えを見つけようとする時間
答えは今日出るのか
明日なのか
10年後なのか

見つかった時の安ど感
それこそが幸せなのではないでしょうか?


自分にとっての幸せは
自分にしか解らないのです

3.叔母の一言


私の次女は
叔母にこんな質問をしました


『叔母さんの長生きの秘訣は?』


すると叔母は


『孤独であることかしらね。』


そう答えてくれたそうです。



いまはこんな風に達観している叔母ですが
若いころは悩みも多かったそう。


連れ合いが亡くなり
子どもが居ない叔母は
一人
自分を鼓舞しているようです。


孤独とは
人に頼らない!ではなく
わからないことは人に聞き
時には頼りつつ
変化の中で
自分で出来ることを
いくつになっても続けること
自分を信頼し続けること。




おん年92歳
頭が下がります。




最高のメッセージと共に
次女は東京へ帰りました。



社会の時間の中で生きていても
私の時間を真ん中に置く

そのために
孤独を覚悟する


自分(私)の幸せは

その向こうにあります


そして
一人一人
みんながそこに向かったとき


本当の意味で
心からの幸せを感じられる
大きな社会の流れに
未来は変化していくのだと思います



子育ても大切
自分育てはもっと大切


今まで頑張ってきた自分に感謝ですね。















































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